結婚が決まると、両親の顔合わせ、結婚式の式場探し、入籍の準備など、色々と忙しくなりますよね。
そして結婚が決まったなら職場に報告しなければいけないことも忘れずに覚えておきましょう。
忙しくて後回しにしがちにはなってしまいますが、突然の報告は会社側も困るし、非常識と思われて会社での居心地も悪くなってしまいます。
そのため、結婚の報告を行うタイミングを予め把握しておくと良いでしょう。
今回は、会社への結婚報告のタイミングと方法についてご紹介していきます。
こんな方におすすめ
- 会社への結婚報告の方法を知りたい人
目次
結婚の報告のタイミング
まずは会社に結婚報告を行うタイミングから見ていきます。
結婚はプライベートな問題ですが、会社側でも処理しなければいけない手続きがあるため、遅くなると印象が悪くなります。
そのため結婚の報告を行う場合は、結婚が決まったタイミングでなるべく早い段階で行うのが望ましいでしょう。
ただし、入籍日や結婚式の有無など、何も決まっていない状態で報告しても、中身のない報告になってしまうので以下の事柄が決まったとき報告を行うようにします、
- 入籍日
- 結婚式を挙げるか否か
- 結婚式の日程
- 会社の人を呼ぶかどうか
- 結婚後も仕事を続けるかどうか
結婚の内容が決まったら報告を行いますが、結婚式を挙げるかどうかでそのタイミングも異なってきます。
- 結婚式を挙げるなら3~4ヵ月前
- 結婚式を挙げないなら1ヵ月前
が大体の目安として考えておきましょう。
結婚式を挙げるのであれば、「会社から結婚式参加の準備」「祝電の手配」「事務手続き」と会社側で準備することがたくさんあるので、速めの報告が必要です。
入籍だけであれば、会社側としても事務手続きを行うくらいなので、1ヶ月前でも十分と言えます。
結婚報告の順番
結婚の報告のタイミングを決めたら、次に気にしたいのが報告の順番です。
年配の方は体裁を気にする人も居るため注意しておきましょう。
直属の上司にご報告
最初の報告は、自分の直属の上司に報告を行いましょう。
- 部長
- 課長
- 係長
これらの役職が最初の報告対象になると思います。
会社ごとに特色があるので、どの立場に相談するかは悩むところですが、自分たちの部署を取りまとめている立場の上司に報告できれば良いでしょう。
結婚の報告をできるのは嬉しいことなので、ついつい仲の良い同僚から話をしたくなりがちですが、噂が広がってしまい自分で報告するよりも先に上司の耳に入ってしまうかもしれません。
上司への連絡を後回しにしたことで非常識と思われてしまう可能性があるため、報告の順序も気を付ける必要があります。
直属の上司の次の報告
直属の上司の次の報告については、結婚報告のタイミングで「次はどのように報告しておけば良いか」直属の上司の判断を仰ぎましょう。
- 社長に報告しに行くのか
- 朝礼で全体に周知するのか
その会社の結婚報告の流れに従い指示をもらえるはずです。
会社の規模や特色により、「誰にどのように報告するか」は異なってくるので、この後どのように結婚の報告をしていくかは相談しておくと安心です。
特に決まりのないような会社で、報告を任された場合は次のような順番で報告をしていきましょう。
- 社長への報告
- 同じ部署の人への報告
- 人事総務への連絡
人事総務への連絡を忘れずに
結婚行う場合、会社側で必ず事務手続きが必要となります。
- 結婚のお祝い金の準備
- 特別休暇の準備
- 結婚式の電報
- 扶養控除の手配
など、様々な手続きを人事総務で必要となります。
扶養控除や家族手当の申請など会社ごとに手続きの方法は異なります。
結婚に際しどのような手続きを踏む必要があるのか、人事総務にきちんと確認しておきましょう。
取引先への報告
結婚すると、会社外の取引先にも報告した方が良いのか悩むポイントでもあります。
ですが、取引先へ結婚の報告を行うと、相手側は「結婚のお祝いや祝電を送った方が良いのか」悩んでしまう可能性があるため、
基本的には、迷惑にならないように結婚報告はしなくて良いものと考えられています。
ただし、結婚して苗字が変わり、業務上でも新しい苗字を使っていく場合は、結婚して苗字が変わった旨は伝えても良いでしょう。
結婚報告の仕方
結婚報告のタイミングを把握したところで、続いて見ていきたいのが結婚報告の内容です。
会社への報告なので、会社に必要となるポイントを抑えておきましょう。
上司への結婚報告の方法
結婚報告の内容で気を付けたいのが特に上司への報告方法です。
上司の仕事が忙しい時間を避けて、面談のアポイントを取りましょう。
折り入ってご相談したい旨があるのですがお時間いただけないでしょうか
と会議室へ連れ出しましょう。
時間をもらったら上司に結婚をすることを伝えます。
上司への結婚報告では次のような内容でお話ししていきましょう。
結婚式は行うのか
結婚式を行うかどうかは、会社側として気になるポイントです。
会社側から参加する必要があるのか、無いのかは予め宣言しておきましょう。
会社の人を結婚式に招待したい場合
是非ご参列頂きたいと思っています。
後日改めて招待状をお送りいたしますので、ご検討をお願いいたします。
と参加を希望する旨を伝えます。
挙式日と式場を伝えて、参加できるかどうかお伺いを立てましょう。
会社側からの参加をお断りする場合
結婚式は親族、仲の良い友人だけの小規模で執り行う予定です。
と会社側からの参加は必要がないということだけ伝えておきます。
長期休暇について
結婚後の主なイベントとして新婚旅行があります。
会社から結婚すると、特別休暇を何日か頂ける会社も多いでしょう。
頂いた休暇を使ってハネムーンへと行きたいところですが、長期の間不在となるため、居ない期間の仕事は大丈夫か上司と相談しておくと無用なトラブルを避けられます。
仕事を続けていくのか
女性側であれば特に結婚で会社を辞めることは珍しくありません。
結婚後も働いてくれるかどうかは、上司も気になるポイントです。
引き続き働いていく場合
これからも変わらず、仕事は続けていきます。
仕事と家庭を両立できるように頑張りたいと思います。
今後ともよろしくお願いいたします。
と仕事を続ける旨を伝えていきましょう。
退職を希望する場合
結婚後は相手の仕事の関係もあり、退職させていただきたいと思っています。
改めて退職時期はご相談させていただければと思います。
と退職を希望する旨を伝えていきます。
今後の結婚報告について
前述しましたが、今後の結婚報告をどのような流れで行っていくか相談しておきます。
- 社長への報告
- 同僚への報告
- 総務への報告
上司から連絡してもらうのか、自分から報告する必要があるのか上司の判断を仰ぎましょう。
同僚への結婚報告の方法
同僚への周知の方法は会社によって異なるの思いますが、以下の方法が考えられます。
- 朝礼で報告
- メールで報告
どちらの手段を取るかは上司の判断に従いましょう。
同僚への結婚報告で伝えたい内容は、以下の事柄です。
- 結婚すること
- 仕事を続けていくか
仕事を続けていく場合の例文
私ごとで誠に恐縮ですが、良いご縁があり〇月〇日に結婚することとなりました。
未熟ではありますが、仕事と家庭を両立できるようにこれからも頑張っていきたいと思います。
今後とも変わらぬご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願いいたします。
仕事を辞める場合の例文
私ごとで誠に恐縮ですが、良いご縁があり〇月〇日に結婚することとなりました。
つきましては〇月〇日を持ちまして退職させていただく運びとなりました。
現在の担当業務につきましては、後任の担当者が決まり次第ご連絡させていただきます。
ご迷惑をお掛けしてしまい申し訳ございません。
何卒よろしくお願いいたします。
総務への結婚報告の方法
総務へ結婚報告を行う目的としては、事務手続きをお願いするためにあります。
- 結婚すること
- 仕事を続けていくか
- 名字が変わるのか
- 事務手続きのお願い
以上の4点を伝えて、会社での事務手続きをお願いしていきましょう。
総務への結婚報告の例文
私ごとで誠に恐縮ですが、良いご縁があり〇月〇日に結婚することとなりました。
未熟ではありますが、仕事と家庭を両立できるようにこれからも頑張っていきたいと思います。
なお結婚に伴い名字が変わります。
新しい名前は、〇〇 □□です。
お手数をおかけしますが、会社での事務手続きの方お願いいたします。
取引先への結婚報告の方法
前述の通り、取引先に結婚の報告をお伝えする必要はありませんが、結婚により名字が変わる場合は、改姓のご報告をしましょう。
取引先への結婚報告の例文
□□会社
〇〇様
いつもお世話になっております。
△△会社の〇〇でございます。
私事で恐縮ですが、この度結婚により名字が変わることとなりました。
新しい名前は〇〇 〇〇となります。
名字変更に伴い、メールアドレスも下記へと変更となります。
お手数おかけしますが、ご確認のほどお願いいたします。
aaaaaaaaa@bbbbb.co.jp
なお、引き続き仕事は続けて参りますので、今後ともよろしくお願いいたします。
仕事を辞める場合の例文
・・・・・
なお、結婚に伴い、退職させていただく運びとなりました。
後任の担当者は〇〇 〇〇と申します。
後程〇〇よりご挨拶させていただければと存じます。
ご迷惑をお掛けし申し訳ございません。
何卒よろしくお願いいたします。
まとめ
ここまで会社への結婚報告行うポイントをご紹介させていただきましたがいかがでしたか。
結婚が決まったら、まずは直属の上司に直接相談しておけば間違いなしです。
- 結婚式の開催の有無
- 結婚式の参加を依頼するか
- 仕事を続けていくか
を決めて、上司に相談するようにしましょう。
結婚は喜ばしいイベントですが、会社へ負担を掛けてしまう可能性があるため、マナー良く礼儀正しく行きたいものです。
気持ち良く結婚する日を迎えるためにもきちんと結婚の報告をしていきましょうね。