2021年5月20日、9年の沈黙を破り遂にルーンファクトリーシリーズ最新作「ルーンファクトリー5」が発売されました。
前作ルーンファクトリー4は成功を収めつつも、開発元のネバーランドカンパニーが倒産し新作が出ることはありませんでした。
しかし、同シリーズのシリーズのプロデューサーである「はしもとよしふみ」さんが代表取締役社長を務めるHAKAMA株式会社が開発を務め遂にファン待望の新作がリリースされました。
私もルーンファクトリーシリーズは前作プレイしており、特に3、4の圧倒的なシステムの完成度に未了され各200時間ほどやり込むほどハマっていました。
ついにそんなルーンファクトリーの新作がプレイできると心待ちにしながらも、一度倒産していることや、牧場物語新作がこけたことからルーンファクトリー新作もクオリティの低い駄作なのではないかと心配していました。
ですが、実際にプレイしてみると、ゲームシステムの粗さはあるもののしっかりとルーンファクトリーシリーズの忙しい作業を楽しめるゲームとなっていました。
おすすめポイント
- ルーンファクトリー4から面白さはそのままに3D化
- 作業が忙しくて楽しいファンタジー生活シュミレーション
- 牧場生活・アクションRPGどちらも楽しめる
シリーズファンはもちろん、新規の人も楽しめる出来だと思いますので安心してプレイしてくださいね。
今回はルーンファクトリー5を実際にプレイした感想とレビューを紹介させていただきます。
こんな方におすすめ
- ルーンファクトリー5の購入を迷っている
- ルーンファクトリー5の特徴・レビューを知りたい
目次
ルーンファクトリー5ってどんなゲーム
ジャンル | ファンタジー生活RPG |
開発元 | HAKAMA株式会社 |
発売日 | 2021年5月8日(土) |
機種 | Nintendo Switch |
プレイ人数 | 1人 |
おすすめ度 |
ルーンファクトリー5は、ファンタジー世界で戦いと農生活が楽しめるファンタジー生活ゲームです。
牧場物語シリーズから派生した作品であり、牧場物語にバトル要素を追加したゲーム性となっています。
生活シュミレーションということで、どうぶつの森とも同じと思われるかもしれませんが、やることは似ていてもゲームの方向性としては全く違う作品です。
どうぶつの森は、一日の流れがリアルタイムと連動しているスローライフをテーマにしているのに対して、
ルーンファクトリーは、ゲーム内で時間が管理され膨大な作業を順序立ててクリアしていくリソース管理の楽しいゲームとなっています。
ストーリー
主人公は、森の中でモンスターに襲われている少女を助けることになります。
モンスターとの戦いで負傷した主人公は、自然豊かな町リグバースへと案内されますが、目を覚ますと自身の記憶が無くなっていることに気づきます。
親切な町の人たちの勧めにより、警備組織のメンバーに加入し町の平和のため仲間と共に冒険をくり広げます。
ファンタジー生活
ファンタジー生活ということで、
- 畑で野菜や果物を育てる
- 採掘して鉱石を集める
- のんびり魚を釣りをする
- 料理をしてお金を稼ぐ
- 住人とのコミュニケーションを楽しむ
など様々な生活スタイルを楽しむことができます。
ゲーム時間で1日が進行するので、その一日を何をして過ごすのかプレイヤーが選択して行動する自由度の高いゲーム性です。
RPGということで、ダンジョンを攻略することでストーリーが進みますが、期限も決まっていないのでじっくりと攻略していくことができます。
RRG要素
ルーンファクトリーでは、牧場生活の他にもRPGのようにダンジョンを攻略する要素もあります。
ストーリーを進めるにはダンジョンを進める必要があるので、農作業の合間に時間を見つけて少しずつ攻略していく形になります。
バトル形式は3Dのアクション形式です。
通常攻撃・スキル・ステップ回避・アイテムを使ったシンプルなバトルシステムとなります。
主人公の武器は、「片手剣」「両手剣」「双剣」「槍」「斧」「ハンマー」「拳」「杖」の8つでいつでも好きな武器に交換することができます。
戦闘に出かけるためにパーティを組むことができ、仲良くなった町の住民を連れ出したり、モンスターを仲間にして一緒に冒険することもできます。
恋愛・結婚
ファンタジー生活の中で町に住む魅力的なキャラクターたちの交友もルーンファクトリーの魅力の一つです。
特に異性のNPCと仲良くなることで恋人関係になれたり、最終的には結婚・子供を授かることもできます。
主人公との関係性により、日常会話やお祭りのときの会話イベントが変更されたりと細かいイベントパターンが用意されています。
一年を通じてのイベントが、知人・恋人・結婚後と違ったパターンで楽しめるのも嬉しいポイントです。
主人公は男性・女性を選べるようになっており、結婚相手も異性の相手が選べるので、女性にもおすすめしたいゲームとなっています。
トレーラー
評価点・面白かったところ
それでは実際に私がプレイしてルーンファクトリー5の面白いと思ったポイントを紹介させていただきます。
一言で言うとルーンファクトリー4の面白さを継承した堅実な仕上がりでした。
評価点
- 牧場生活 + RPGの完成されたゲーム性
- 膨大なタスクを処理する面白さ
- 期限がないので自由に楽しめる
- 登場するキャラクターが魅力的
牧場生活 + RPGの完成されたゲーム性
ルーンファクトリー4をプレイされた方は分かると思いますが、本シリーズの魅力は辞め時を失うほど熱中してしまうゲーム性です。
これらを実現させているのは、牧場生活要素とRPGをうまい具合に融合させていることにあります。
ルーンファクトリーでは、物語を進めるにはダンジョン攻略が必須でありバトルを避けて通ることはできません。
戦闘方法は、アクション形式ですがプレイヤーのウデマエはほぼ要求せず装備している武器・防具によって勝敗が別れる極端な調整がなされています。
通常のRPGであれば、武器や防具を買わなくてもなんとかなったりしますが、
ルーンファクトリーでは武器・防具を揃えなければ、ダメージを全く与えることができず、一撃で死ぬようなバランスです。
つまりストーリーを進める為には、適正な武器・防具を揃える必要があります。
武器・防具を揃える為には、お金と素材が必要であり、そのために牧場生活を充実させる必要があるのです。
そして牧場生活を充実させるためには、質の良い農具や家具が必要だったりとやれることがどんどんと連鎖的に広がっていきます。
ただ単に、バトルと農業ができるのではなく、RPGと生活シュミレーションが上手い具合に融合してされているのがルーンファクトリーの魅力だと思います。
9年振りの新作ということで、このゲーム性が失われていないか心配な人もいるかもしれませんがご安心ください。
本作「ルーンファクトリー5」は、ルーンファクトリー4のゲームシステムを3Dで作成したゲーム性となってます。
思わず熱中してしまう面白さはそのままに、牧場生活 + RPGを楽しむことができますよ。
膨大なタスクを処理する面白さ
ルーンファクトリーは作業を楽しむゲームです。
前述の通り、連鎖的にどんどんとやりたいことが増えていきます。
- ストーリーを進めるためのダンジョン攻略
- 武器・防具の作成
- 住民への挨拶周り
- 作物への水やり・収穫・種まき
- 飼育しているモンスターのブラッシング・副産物の回収
- 採掘・伐採などの素材集め
- 手配モンスターの確保
- 住民から依頼されるクエスト
などなど、膨大なタスクの仕事が主人公を襲います。
これら作業は、通常のゲームだとめんどくさいなーという要素ですがルーンファクトリーではこれらの作業が辞め時を失うほど熱中してしまう面白さを生み出しています。
一つ一つの作業は単調ですが、テンポが良いのでストレスなく作業に没頭でき、きちんと作業をこなすことで、「お金を稼げる」「新しい家具を作れる」「武器・防具を作れる」
などやれることが広がるワクワク感があり、あれもこれもやりたいというゲーム性を作りだしています。
一日の中激しく動き回り、これら作業のために奔走する究極の作業ゲーとしての面白さもルーンファクトリーの特徴と言えます。
期限がないので自由に楽しめる
ルーンファクトリーはとにかくやれることが多いので、多くのプレイヤーが膨大な作業量に頭を悩ませるかもしれません。
ですが、本作ではストーリークリアに期限も設けられていないので切羽詰まらずとも自由に生活を送ることができます。
ストーリーを置いておいて農作業や酪農に勤しんだり、恋愛・結婚イベントを中心にプレイしたりと自分が好きなプレイングでゲームを楽しめるのも本作の魅力の一つです。
登場するキャラクターが魅力的
ルーンファクトリーでは個性豊かな様々なキャラクターが登場します。
キャラクターとの会話は、可愛らしいイラストで表情豊かに会話を繰り広げられるいつものスタイルなので安心です。
お気に入りのキャラクターは、仲良くなることで一緒に冒険に連れていけるようになったり、異性であれば恋人関係、最終的に結婚することもできます。
恋人関係になってデートを楽しむ、結婚して家族を作るなど、可愛いキャラクターとの恋愛シュミレーション要素も充実しています。
関係性によってイベント内容も大きく変化してくるので、様々なイベントを好きなキャラクターと迎える楽しさもルーンファクトリーの魅力です。
魅力なキャラクターが多すぎて、結婚する人を一人に絞り切れない重大なバグがあるというのもシリーズユーザーのお約束となっています。
問題点・悪かったところ
続いて実際にプレイしていて悪かったところをご紹介していきます。
ルーンファクトリーの面白さの重要な部分は抑えた作品ですが、表面上のクオリティは低く粗さのある作品だと感じました。
問題点
- ロード時間が長い
- 3Dグラフィックのレベルが低い・カクつく
- 操作性が悪いところがある
ロード時間が長い
プレイしていて一番気になるのは、建物に入るときに発生するロード時間です。
建物に入るときはほぼ確実に、2,3秒ほどのロード時間が発生します(出るときはなぜか一瞬であることが多い)
耐えきれないほどではありませんが、朝のルーティンである住民への挨拶回りで建物に出入り機会が多いので少しストレスかなといった印象です。
前作ルーンファクトリー4が建物とマップが一体型でロード時間は皆無だったので劣化した部分かなとは思います。
3Dグラフィックのレベルが低い・カクつく
本作から3Dグラフィックで描かれるようになりましたがグラフィックのレベルはかなり低いと言えます。
一言で言うと予算がない低クオリティなグラフィックで全体的に安っぽくチープな印象です。
またフィールドでの移動・戦闘はフレームレートが安定せず常にカクカクします。
ゲーム性は間違いなく面白いのですが、新規の人が触れた場合ゲームシステムの面白さが分かる前に印象の悪さで辞めてしまうかもしれません。
しかし、前作のルーンファクトリー4は面白いながらも3DSで作られた見下ろし画面で古臭さを感じます。
3Dグラフィックのレベルは低いものの、面白さをそのままに現代のスタイルに合わせた3D形式でプレイできるようになったのは嬉しいポイントだと思います。
操作性が悪いところがある
3Dグラフィックになった弊害からか若干操作性が悪いところがストレスに感じます。
例えば
- ハンマーを振る時、畑に植えてある作物に吸い込まれるため、畑の近くの石を叩こうとすると誤って作物を叩いてしまう
- 地面にあるアイテムが手に持っているアイテムと同じか判断が付きづらく、拾おうと思ったら違うアイテムで投げ捨ててしまう
など細かいところでルーンファクトリー4より操作性が悪くなっているなぁと感じることがあります。
ちょっとした操作性の悪さは気になりますが、ゲームのテンポの自体は快適なのでそこは安心してくださいね。
アイテムも重ねて持てるので、ルーンファクトリーフロンティアのような劣悪な環境で農作業をやらされる心配はありませんよ。
プレイした人の評判・口コミ
牧場物語シリーズと比較されることも多いですが、武器や魔法、仲間にしたモンスターを使ったバトルの要素が大きく違う点です。
もちろん、野菜を育てることも、釣りをすることも、結婚して子育てをすることも可能ですし、新作の牧場物語シリーズではカットされた立ち絵もあるので、キャラクターに感情移入もしやすいです。
ドラクエに近いところもあるかもしれません。
ルーンファクトリーシリーズはナンバリングがされてはいますが、どの作品もそれぞれ新しく舞台と新しい物語となっているので、今作からでも問題なく楽しむことが出来ます。
ストーリーとしては、記憶を失った主人公がモンスターから女の子を助け、町で警備組織Seedとして働くなかで、世界をゆるがす巨大な事件に巻き込まれていくというものです。
前作よりグラフィックも格段に向上し、令和のゲームとして十分なクオリティーにあると思います。
依頼の解決によって、Seedポイントがたまり、イベントの開催や料理鍛冶の免許が獲得できるといった基本的なシステムも踏襲されています。
バトルについても、基本的には同じですが、Seedサークルなど、バトルの幅は広がった印象です。
世界観やストーリーもしっかりしており、ボリュームもかなりあるのでシンプルながらやりごたえのあるゲームかと思います。正に王道RPGですね!
出典:Amazon
9年ぶりの新作、粗も目立つが待った甲斐があった。
牧場物語の件があったので不安はありましたがルーンファクトリーは大丈夫でした。
ルンファクは簡単に説明すると牧場物語にファンタジー要素とアクションRPGを加えた感じのゲームで牛や羊の代わりにモンスターを仲間にしてその毛を収穫したり、仕事を手伝って貰ったり仲間を連れて冒険に行ったりします。
シリーズ初の人も今作からはじめても楽しめるので、是非手に取ってみて下さい。あっと言う間に時間が溶けていきます。
今作、特に良いなと感じた部分はやはりキャラクターですね。
街の住人も含めて暖かい感じで雰囲気がとても良いです。ほのぼのしていてとても癒されます。
今作はキャラが結構喋るし、ちゃんと生活してる感じがしてとても良いです。
あとは時間の流れがゆっくりになり1秒1分じゃなくて2秒で1分になりました。
気になる所としては3Dになったのでややカメラ酔いしやすくなりましたね。
これは設定でカメラの自動追従をOFF、畑カメラをOFFにするとかなり改善されます。]
あとは家から出た時に一瞬カクツキますね。
あとルンファク4と比べるとサクサク感がないので今後のアプデに期待したい所です
前作発売からあまりに長く時間が空いたので、ルーンファクトリーシリーズ続編を諦めていましたが発売されてとても嬉しいです。
シリーズが好きな方には今作も安心して楽しめると思いますよ。
出典:Amazon
4作目+アルファの良作!ロードは少し長い
過去ルンファクプレイ済。
序盤ですが、ネタバレ無しの感想以下。
【良い点】
・4作目の良い所どり+新要素。
・遠くから出荷箱に投入出来る便利機能。
・3DSの4作目より格段にグラUP。
・牧場物語と違い、立ち絵&表情は豊富。
・本作品初プレイ&初心者でも問題無し。
【気になる点】
・他ゲームと比較するとグラが劣る。
・ロード長さが10秒程、多少気になる。
・収集や戦闘での当たり判定にストレスを感じるかも。
出典:Amazon
総評・まとめ
ボリューム | 100時間(スタイルによる) |
ストーリー | |
ゲームシステム | |
グラフィック | |
ゲームBGM・音楽 | |
キャラクター | |
おすすめ度 |
ここまでルーンファクトリー5の特徴と評判をご紹介させていただきましたがいかがでしたか。
新作牧場物語の失敗から心配されている人も多いかもしれませんが、ルーンファクトリー5は粗い部分はありつつもシリーズの面白さは確かに感じられる作品でした。
おすすめポイント
- ルーンファクトリー4から面白さはそのままに3D化
- 作業が忙しくて楽しいファンタジー生活シュミレーション
- 牧場生活・アクションRPGどちらも楽しめる
ルーンファクトリー4をプレイされた方は、操作性は若干悪くなっているものの、ゲーム内容自体は変わらない面白さがあるので安心してくださいね。
シリーズ初めてという人も、最初のグラフィックのクオリティが低いところだけ意識してもらえれば、ゲーム内容自体は良質なのでおすすめできる作品です。
ゲームシステムを重視する人は間違いなくハマれる作品だと思うので、気になっている人は是非プレイしてみてください。
ゲームシステムの完成度としては、ルーンファクトリー4の方が上なので、未プレイの場合はこちらもおすすめです。
王道RPGの真髄