2007年にDSで発売され、斬新なゲームシステムで話題とった「すばらしきこのせかい」の続編がいよいよ発売されました。
私も前作はやったことはないもののRPG好きとして気にはなっていたので早速プレイしてみました。
実際にプレイしてみた感想としては、キャラクターの育成方法・独創的なバトルシステムが面白く、全体的にクオリティの高いゲームという印象です。
ポイント
- 独創的なバトルシステムが面白い
- バッチ・ファッション・食事による育成方法にワクワクする
- ストーリー展開も魅力的
- ボーカル入りのBGMがおしゃれ
最近のスクウェア・エニックスは「ブレイブリーデフォルト2」「オクトパストラベラー」など良質なRPGを世に送り出しています。
本作も妥協のないクオリティでRPG好きなら絶対にハマるゲームなので是非プレイしてみてくださいね
評判の良いゲームとはいえ、実際にどんなゲームなのか・評判・口コミはどうなのか気になると思いますので、
- 新すばらしきこのせかいはどんなゲームなのか
- 実際にプレイした感想・評価
- SNSの評判・口コミ
の3つをお伝えしていきたいと思います。
こんな方におすすめ
- 新すばらしきこのせかいがどんなゲームか知りたい
- 新すばらしきこのせかいの評判・レビューが知りたい
新すばらしきこのせかいってどんなゲーム
ジャンル | アクションRPG |
開発元 | スクウェア・エニックス |
発売日 | 2021年7月27日(火) |
機種 | PlayStation 4 Nitendo Switch |
プレイ人数 | 1人 |
おすすめ度 |
出典:Amazon.co.jp
東京で暮らす少年リンドウとその仲間が、突如として7日間の生き残りをかけたゲームに参加することになるアクションRPGです。
前作「すばらしきこのせかい」がDSで発売されコミック調のデザイン、おしゃれなボーカル入りBGM、バッチを用いた特殊な戦闘方法で当時話題となりました。
本作でも当時のゲームデザインはそのままに、奥行きのある3Dグラフィックで刷新された新たな物語が楽しめます。
ストーリー
いつもと変わりないはずの渋谷。
その日の渋谷は何かが違い、何かがおかしかったのかもしれない。
主人公リンドウの前に現れた少女は、自分を死神だと名乗った。軽い気持ちで参加した死神のゲーム。だが何かおかしい。
バケモノ『ノイズ』との戦い、謎の力が使えるバッジ、
渋谷UG(アンダーグラウンド)と呼ばれるゲームのステージ。
リンドウは、徐々に違和感を覚え始める――出典:Amazon.co.jp
コミック調に描かれるイベント・会話シーン
イベントや会話シーンは、アコースティックに描かれるコミック式で進行する形式です。
3Dモデルで進むことが多くなった昨今のゲームですが、本作ではこの特徴的なイラストで表現することで独特な世界観を構築しています。
キャラクターの表情変化や、モーションなど様々な差分イラストが用意されていてプレイヤーを楽しませてくれます。
バッチを使ったサイキックアクション
「新すばらしきこのせかい」の戦闘は、超能力(サイキック)を使ったアクションRPGです。
フィールドで「ノイズ」と呼ばれるモンスターとエンカウントすると専用のバトルフィールドに移動します。
戦闘中に使えるサイキックは装備したバッチによって変わります。
パーティーメンバーキャラクターそれぞれにバッチを装備し、対応するボタンを押すことでそのキャラクターがサイキックを放ちます。
バッチは使用することでゲージが徐々に無くなっていき、ゲージを消費したあとはしばらく時間が経過するまで利用できないリロード式です。
序盤の基本操作
- 〇ボタン:リンドウのバッチ発動
- △ボタン:フレットのバッチ発動
- R1ボタン:ナギのバッチ発動(チャージ攻撃)
- L1ボタン:ミナミモトのバッチ発動(チャージ攻撃)
ボタンは、それぞれのキャラクターの行動に対応しているので、同時押しで並行してキャラクターを動かすこともできます。
R1 OR L1ボタンでチャージ(ボタン長押し)しながら、〇 OR △ボタンで連続攻撃 → R1 OR L1ボタンのチャージ技でコンボを決めるのが基本テクニックです。
敵にサイキックでダメージを与えると、最終コンボが決まったタイミングで敵に丸い円状のゲージが表示されます。
円状のゲージが無くなる前に、別キャラクターのサイキックを当てると「シンクロコンボ」となり大技を放つために必要なシンクロ率を稼ぐことができます。
シンクロ率が貯まると、バッチに対応した大技を放つ「マッシュアップ」を利用できます。
ファッションショップを利用した装備
主人公たちの装備となる「ファッション」は各店舗で購入することができ、様々なブランドの洋服が用意されています。
ステータスの補正以外にも対応するバッチの威力が上がるなど特殊なアビリティも付属されています。
食事を利用した育成要素
キャラクターの育成方法として通常のレベルの概念も用意されていますが、レベルアップで上がるのはHPだけです。
攻撃力や防御力といったステータスは食事で上げるのも本作の大きな特徴といえます。
このように、食事をすればその分ステータスが永続的に上がります。
「お金があれば無限に上がるじゃん」と思うかもしれませんが、食事をすると右上の満腹ゲージが貯まっていき100%になると消費するまで追加の食事をすることができません。
戦闘を行うことで満腹ゲージが消化されるので、戦闘を繰り返し満腹ゲージが減ったら食事をすることでステータスを上げることができます。
難易度
バトル難易度の設定は以下の4種類が可能です。
- EASY
- NORMAL
- HARD
- ULTIMATE
ゲーム開始時に選べるのはNormalのみです。
物語の進行で他の難易度も解放して選べるようになります。
難易度を変えると敵のドロップするアイテムが変わります。
難易度の変更は簡単にできるので、難易度を変更しながらドロップを狙う要素もこのゲームの特徴です。
主人公の能力:リスタート
主人公の固有サイキックは「時を戻す」時間逆行能力です。
物語の進行上、過去に変えたかった出来事に利用するのはもちろんですが
チャプター終了後も再度同じストーリーを何度でもやり直すことができるようになっています。
トレーラー
評価点・面白かったところ
それでは実際に「新すばらしきこのせかい」をプレイして面白かったところから紹介していきます。
ポイント
- 独創的なバトルシステムが面白い
- バッチ・ファッション・食事による育成方法にワクワクする
- ストーリー展開も魅力的
- ボーカル入りのBGMがおしゃれ
独創的なバトルシステムが面白い
まずはRPGの要のバトルシステムですが、他のゲームにはない独創な面白さがあります。
パーティーメンバー全員の装備したバッチが1ボタンで発動することができ、対応したキャラクターに次々と操作入れ替わります。
複数のパーティーメンバーを操作するので、バッチを同時に発動できたりと発動タイミングをコントロールしコンボを決める戦闘システムが爽快感抜群でした。
またキャラクターの攻撃モーションも自然でクオリティの高さを感じさせてくれます。
キャラクターを次々と入れ替えコンボを決める爽快感、スタイリッシュな戦闘モーションとバトルシステムに拘りを感じさせてくれる作品です。
バッチ・ファッション・食事による育成方法にワクワクする
RPGの醍醐味、育成要素もおすすめしたいポイントです。
バッチ
戦闘中に使用できるサイキックは、装備しているバッチによって変わります。
バッチの入手で新しいサイキックが使用できるようになるので、バッチを収集する楽しさを生み出しています。
そしてバッチの種類は300種類以上用意されており、幅広いアクションが用意されています。
レア度の高いバッチもあり、強力なサイキックを使えるようになるなど育成好きのRPGファンの心を擽る作品です。
ファッション
キャラクターに装備する防具のような存在です。
ファッションにはブランドも設定しており、東京の街中でいろいろな店舗から購入することができます。
キャラクターのセンスのステータスが足りていれば特殊効果も発動するなど、こちらも組み合わせを考えるのが楽しい要素です。
食事
本作でのキャラクターの強化方法は食事によるステータスの上昇です。
飲食店で食事をすると、満腹ゲージが貯まり戦闘して消化するまで次の食事はできない仕様となっています。
そしてこのシステムが今までのRPGにない独特な面白さを作り上げています。
- 満腹ゲージを消化したいから戦闘したくなる
- どのパラメータを上げるか食事を選ぶことで自由に決めれる
- コツコツとステータスを上げる感覚が楽しい
など様々なメリットを生み出しています。
満腹ゲージが無くなった→食事ができる強くなれるとワクワク感を感じさせてくれました。
装備品と食事にはお金が必要なので、限られた資金の中でコツコツとやりくりしていくリソース管理の楽しさもたまりません。
RPGの育成要素が好きな人も間違いなく楽しませてくれる作品だと言えます。
ストーリー展開も魅力的
何も知らない状態で死神ゲームに巻き込まれる主人公たちの行く末は全く先の読めない楽しさです。
ネタバレになるので詳しくは語れませんが、終盤にかけてドンドン盛り上がっていき感動できるシナリオに仕上がっています。
またコミック調に描かれるイベントシーンも見応えがあります。
ただストーリーを読ませるだけでなく、謎解き要素もありゲームとしてプレイヤーを楽しませてくれる要素も魅力です。
ボーカル入りのBGMがおしゃれ
前作で評判の良かったBGMの良さは本作でも健在です。
ボーカル入りの音声でおしゃれでポップな雰囲気のBGMがたくさん用意されています。
フィールド曲・バトルBGMとどれも素晴らしいものばかりでした。
戦闘BGM1
問題点・悪かったところ
続いて続いて悪かったところにも触れていきたいと思います。
見出し(全角15文字)
- 意外にもコアゲーマー向け
- 連戦時のロードが煩わしい
- 収集要素が面倒
意外にもコアゲーマー向け
カジュアルな印象を受ける本作ですが、ゲームシステムは意外と複雑です。
それだけ作りこまれているということでコアゲーマーにはうれしい仕様ですが、ライトゲーマーにはその面白さは伝わり辛いかもしれません。
レアなバッチの入手には高難易度で挑む必要があるなど、戦闘は簡単で良いと考えている人には厳しい仕様となっています。
連戦時のロードが煩わしい
本作では、フィールドモンスターを集めて連戦する機能があります。
連戦するとドロップ率が上がる形式です。
ですが1戦闘終わると、キャラクターのカットインが入り6~7秒程度のロードが挟まります。
細かいところですが5連戦など長い試合でも毎試合ロードが挟まるので煩わしく感じました。
収集要素が面倒
収集要素が多いのはコレクターにはうれしい仕様ですが、敵からのドロップアイテムは割と地獄の仕様です。
モンスターのドロップアイテムは、難易度事にそれぞれ設定されています。
雑魚専なら難易度を変えて挑むだけでよいのですが、チャプターのラストボスにもドロップアイテムが設定されているのです。
チャプターのラストボスに挑戦するには、そのチャプターを1からやり直す必要があります。
ドロップアイテムは難易度4種類ごとにあるので、最低でも1チャプター4週やり直す必要があるマゾにはたまらない仕様です。
周回するチャプターのイベントも早送りはできるもののスキップはできません。
ファストラベルもできないことから、周回前提の作りにも拘わらず不親切な仕様に感じました。
SNSの評判・口コミ
「新すばらしきこのせかい」 クリアしました。
めちゃくちゃ面白かった!!! pic.twitter.com/n4bNc6O3nP— 蜜蜂。 (@Honeybee_386) August 2, 2021
何度でも言うけど「新すばらしきこのせかい」はスクエニの中でも、完成度が飛び抜けて高い傑作だと思います。
— げつよう (@Getsuta2009) August 2, 2021
新すばらしきこのせかいクリアしましたぁぁぁぁぁあ!!!!!??✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨
シナリオが神過ぎた、、、、
特に終盤は感動したりにやにやしたりと色々ありました?✨
ありがとうすばらしきこのせかい。— くら (@kura06_kura19) August 2, 2021
#新すばらしきこのせかい
皆、他のゲームも勿論良いけど「新すばらしきこのせかい」ガチで面白いから、是非買ってやって下さい(前作のすばらしきこのせかいをやっているならそれに越した事は無いですが、仮にやっていなくても十二分に面白いです)・・・・・??? pic.twitter.com/LEVA2WAgn8— ?☘️⛵☀️ヴィトニル?? (@okamivitonil619) August 1, 2021
新すばらしきこのせかい面白かった。
久しぶりに満足できるゲームに出会えたし、普通に神ゲー!ストーリーもゲームシステムも全部良かった!!
— 朝弱い (@LBT1NWXcz5lzdiO) August 1, 2021
「新すばらしきこのせかい」はSNSでも本作は大変好評なようでした。
スクエニRPGの全盛期が戻ってきたようでうれしくなってしまいますね。
みなさんゲームシステム・ストーリーが最高ととても盛り上がっていました。
よくある質問
前作をやってなくてもプレイ可能?
前作の繋がりはゆるーくある感じで、基本的に本作からのプレイで問題ありません。
前作をプレイしていると、若干にやりとできる場面がある感じです。
「すばらしきこのせかい2」と名付けなかった理由も、新規ユーザーが2だと入りにくくなるから「新」にしたと言われています。
新規ユーザーでも間違いなく楽しめる作品です。
PS4・Switch版どっちがいいの?
ゲーム内容にはどちらも違いはありません。
PS4の方が画質が綺麗なので、
- 家庭でゲームをプレイする場合はPS4
- 持ち運んでプレイしたい場合はSwitch
など好みのスタイルで選ぶのがおすすめです。
総評:非の打ち所がないアクションRPG
ボリューム | 100時間 |
ストーリー | |
ゲームシステム | |
グラフィック | |
ゲームBGM・音楽 | |
キャラクター | |
おすすめ度 |
総評すると、RPGとして非の打ち所がないお手本のようなゲームだと感じました。
ポイント
- 独創的なバトルシステムが面白い
- バッチ・ファッション・食事による育成方法にワクワクする
- ストーリー展開も魅力的
- ボーカル入りのBGMがおしゃれ
「ストーリー」「ゲームシステム」「音楽」とどれも素晴らしく、2021年最も優れているゲームと言っても過言ではありません。
独創的なゲームシステムながら完成度の高く、クオリティの高さを感じさせてくれます。
ゲームシステム重視RPG好きならば間違いなくおすすめできる作品なので是非プレイしてみてくださいね。